弁護士法人 岡山パブリック法律事務所
津山支所の弁護士高木成和です。

美作市社会福祉協議会の社協だより「はい!社協です!97号」に以下の文章を掲載していただきました。短い文章に気持ちをまとめるのっていい機会ですね(*^_^*)。

わたしたちの「支援」

平成19年4月に「県北市民の駆込寺」をめざして津山支所を開設して9年が経ちました。現在,私は,40名を超える方のご補助人,保佐人,成年後見人及び未成年後見人として,社会福祉士と事務局と一緒に担当させていただいています。また,津山市高齢者・障害者虐待防止アドバイザーとして事例検討等に参加させていただくとともに,津山市の市民後見人の養成・支援のお手伝いもさせていただいております。

私は,「権利擁護」の仕事に関わり始めた頃,成年後見や虐待防止に関する「法」や「制度」,認知症や精神疾患のことを勉強し,自分の引出しに入れた「知識」に,当該ケースの「問題」をあてはめて「解決」に導こうと一生懸命でした。知識も経験もないくせに専門家としてふるまうために,専門的「知識」で武装していたのだと思います。

しかし,様々な出逢いを通じて,このような態度が誤りであると思うようになりました。今では,専門家としての武装を解除して,その人やその人を支える(支えてくれるかもしれない)地域の方々と「対話」すること,「対話」を通じてその人や地域の物語(ことば)を共有すること,その人や地域が持っている困難を乗り越える力に寄り添うこと,新たな物語(ことば)が必要であればその構築のお手伝いをすること等を大事にしたいと思っています。

こんな風に考えていると,その人や地域の「問題」は,私たちが作っている「問題」であるかもしれないこと,私が「知識」を大事に入れていた引出しにも様々な色や形や音やにおいや肌理があること,専門的「知識」や「支援」を押しつけるより,一緒に物語(ことば)を編み上げて,「支援」を皆で作っていく方がはるかにたのしいことが,ようやく少しずつ分かってきました。

抽象的な話ばかりしてしまい申し訳ありません。ご縁があって美作市社協の法人後見運営委員に選任いただきましたので,美作市における地域福祉と権利擁護に少しでも力になれたらと思っています。これからもよろしくお願いいたします。

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