表題:LGBTの会に行ってきました (保坂弁護士)

 LGBTとは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害など)の頭文字をとったもので、セクシュアルマイノリティ(性的少数派)の総称です。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルは、自分は男性が好きか、女性が好きかといった性指向の観点からの分類で、トランスジェンダーは、自分のことを男性だと思うか、女性だと思うかといった性自認の観点からの分類です。

 先日、私は、LGBTの方々が集まる会に参加しました。というのは、私自身がトランスジェンダーだからです。
 一口にレズビアンとか、ゲイといっても、それぞれの方の指向の内容も程度もさまざまで、なかにはトランスジェンダーで、かつ、バイセクシュアルという方や、インターセックス(半陰陽)の方など、こうしたカテゴリーにおさまりきらないような方も多くいました。
 セクシュアリティの多様性から、性は虹色などと表現されたりしますが、私は、改めて性の多様性と連続性を感じました。男性と女性のほかにも、性があり、そのあり方は多様で、明確な境界はないのですね。
 そして、性の多様性に応じて、それぞれの方が抱えている悩みも、ほんとうに多様でした。
 
 私自身は、岡山パブリック法律事務所に入所して2年半が経過し、何の支障もなく仕事をしてきましたが、性の多様性を広く認め、それを尊重する社会であれば、もっと生きやすいのに、と改めて感じました。
 こうした社会を目指し、私が参加したようなLGBTの会を主催した方々には、まったく頭が下がります。

Facebookより

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所属:津山支所