任官と退任のご挨拶

私儀、来月から弁護士任官制度によって裁判官に採用され、大阪高裁に赴任することになりました。岡山弁護士会からは初の弁護士任官です。弁護士任官の推進は岡パブの設立目的の1つでもあるところ、この分野では設立8年目にして、ようやく目に見える成果を上げたことになります。
任官するのに伴い、今月末をもって弁護士ではなくなり、したがって岡パブの所長職も退任します。16年間の弁護士生活(そのうち後半の7年半は岡パブに所属)で経験した様々な出来事を思い起こすと、さすがに感慨深いのですが、反面、立ち止まって感慨に浸っている暇はなく、弁護士任官の意義を実現するためにも、1日も早く新しい職務に慣れて、裁判官業務を全うできるよう、精進と研鑽を積む必要があります。
岡パブの新所長には、岡パブ創設メンバーでもある井上雅雄弁護士が就任します(岡パブには3年ぶりの復帰です)。井上弁護士は、高齢者・障がい者の権利擁護分野のエキスパートの1人であり、この分野における、福祉関係の専門家らとも連携しての岡パブの取組を更に進化させて、都市型公設法律事務所としての岡パブの存在意義を、一層高からしめてくれるはずです。今後も、岡パブの活動に対する皆様のご理解とご支援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

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