岡山大学生のいい話

勤務先が,岡山大学内支所ということもあり,岡山大学の学生は身近な存在だ。
岡山大学の学生は,礼儀正しく,真面目で本当にいい学生だと思う。
今年の夏,インターンシップの学生2名を受け入れたのだが,2名とも本当に熱心に業務に関わってくれ,しかも作業も早く大変優秀な学生だと改めて感じた。
そして,依頼者からまたいい話を聞いた。
依頼者は高齢のおばあちゃんなのだが,心配事が気になって,法界院の踏切を渡る際,自転車が線路にぴったり挟まってしまい,出ることができないまま,踏切が閉まってしまったそうだ。
思わず「死」を覚悟したところ,岡山大学の学生が命を顧みず,踏切の中に5~6名入ってきてくれて,1名の学生がハンカチを振って電車に向かって「停まれ!」と電車を停車させ,何名かが「とりあえず自転車や!」と自転車を引っ張り出してくれ,何名かが気を失いかけているおばあちゃんを引きずり出してくれたそうだ。
しかも,すっかり弱ってしまっているおばちゃんを岡山大学の学生5名が,そのまま自転車を押して,おばあちゃんの家まで送ってくれたとのことである。
おばあちゃんは,「命を助けてもらったのに,名前も聞くのを忘れてしまった」と嘆いていた。
私は,おばあちゃんから話しを聞いて,とっさの判断といい,その後の対応といい,本当にすばらしいと感動し,岡山大学に関わる人間として,誇らしい気持ちでいっぱいだった。